一綱
もうすでに一ヶ月が経ってしまっているが、
先月は学会に参加してきた。
そこで、いろいろな人にヘタレの仕事について意見をもらった。
僕とは分野が違うが、その分野の専門家からの視点で意見をもらうことができた。
そのうちの一人に、昔から僕の仕事を高く評価してくれる人がいる。
(大学院卒業前に、「研究費用と人事(助手)と実験スペースを与えるで、うちに来て研究しないか」と誘っていただいたことはある。ずいぶん前の話ではあるが・・・)
今回もいろいろなsuggestionやcommentをくれ、感謝している。
その人と話をしているときに、ものすごく変な質問をしてきた。
「将来自分の研究室を持ったら、何やるの?」「今後の発展は?」等々
現在行っている研究は、僕が学生のころに行っていた研究とはまったく違う分野であるが、
その2つの仕事は、僕の中ではさらに大きなプロジェクトの中の一部分を補う形をしていると説明した。
それの可能性についても、予備実験で少し結果も持っていることを説明した。
その人は「ふーん。面白いね」的に聞いていたが、
最後にその人が行った一言。
「いやー実はヘタレの論文が出たら、うちの研究所にリクルートしようと思ってんだね。論文を出すことは、実績として残ることはよいことだが、僕がヘタレを採用するときに、ほかのPI達を説得する好材料にもなるんだよ。だから、僕を助けると思って、論文を出してよ。」
とのこと。
非常にありがたい御言葉である。
現在研究分野では、仕事内容を考慮しなければ、職はあるにはある。
しかし、「研究職」とりわけ「自分の研究が存分にできる職」にありつけることは非常に難しい。
もしヘタレが(あまり希望しないが)日本に帰るんだったら、
1−2箇所の研究所だと考えている。今回のお誘いは、そのうちの一箇所。
かなり親しい友人数名に、「学会でこんなこと話したんだけど、どう思う?」と聞いたところ、
全員が
「それはそのpositionをとるべき」との回答。
僕も、確かにそう思う。
なので、現在かなりmotivationをあげることが難しいが、最後実験を行っている。
それと同時並行で、論文を何とか一報にまとめる方向で仕上げている。
上記の言葉だけが僕の希望である。
この話には少し面白い話が続く。
とある所で、名前だけは以前から知っている日本人研究者の人と話す機会があった。
驚いたことに、その日本人研究者は、上記の人を長年知っていた。
その人が、
「彼がそんなこと言うんだ。ちょっと驚きだね。
彼は昔から、他人の仕事をそこまで評価することがほとんどないんだよね。」
とのこと。
「よっぽど気に入っているんじゃないの?」と笑いながら話してくれた。
本当ならうれしいことだが、僕は今の僕ができる120%で前に進むしかないと考えている。